「フリーランス」の言葉も知らなかった。会社を飛び出した中国語講師が好き×得意を仕事にするまで

「フリーランス」の言葉も知らなかった。会社を飛び出した中国語講師が好き×得意を仕事にするまで

フリーランスになるまでのストーリー

好きなことも得意なこともはっきりしているけれど、一歩踏み出した先に不安があって、なかなか挑戦できないという人も少なくないと思います。

今回お話を聞いたのは、中国語講師で通訳者の阿波連さゆりさん。

フリーランスという言葉も知らないままに会社を飛び出した、彼女のパワフルな生き方は、きっと一歩を踏み出したいあなたの背中を押してくれます。

中国語講師/通訳者

阿波連さゆり

阿波連さゆりさん

大学卒業後、花王グループカスタマーマーケティング株式会社で営業を経験したのち、中国語学校へ転職。現在はフリーランスで中国語の講師・通訳やコーチングを行い中国語を軸に活動中。
日中ハーフでお酒とドラえもんが好き。
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フリーランスになる前

フリーランス_中国語講師/通訳者2

Q1. フリーランスになる前は
どんな仕事をしていたの?

新卒で花王グループカスタマーマーケティング株式会社に就職して、営業を担当していました。都内のドラッグストアを巡ってプロモーションの企画や商談など提案型の営業職です。

2年ほど会社での経験を重ねていく中で、「自分が頑張っても報われない」と思うようになって…。少しずつやりがいを感じられなくなっていきました。

一方で「中国語を活かした働き方がしたい!」とも思うようになっていました。働いていた会社に相談したら、「日本で10年ほど経験を積んだら海外赴任も検討できます」と。でも待てなかった。それで新卒の会社を退職しました。

退職後はとにかく中国語に携われる仕事を!と思い、Lilian中国語スクールへ転職しました。当初は講師として中国語を教えていて、本当に大好きな仕事でした。1日に10人以上、朝9時から夜11時まで教えていても、まったく疲れなかったですね。

ただ、会社の方針で、講師だけではなく営業なども任されるようになって、「私は今後どうしていきたいんだろう」と悩み始めました。

Q2. どうしてフリーランスに
興味を持ったの?

最初は、フリーランスという言葉も知らなかったんです(笑)。

担当していた生徒さんの中にたまたまフリーランスのライターさんがいて、「フリーランスってどういう意味ですか?」って聞いたくらい。

そこで初めて、会社組織に属さない自由な働き方を知りました。フリーランスを調べていくうちに、もっと自分の可能性を広げていきたくなったんです。

フリーランスになるために

フリーランス_中国語講師/通訳者3

Q3. フリーランスになる前に
取り組んでいたことはある?

語学学校に勤務しながら、副業で講師や通訳をしていました。生徒さんからの紹介で、金融庁での中国語講師や内閣府の通訳など、大きな仕事もするように。

中には来日する中国人に12日間、通訳として同行する仕事もあり、その時は有給を使って参加しました。仕事をしていくうちに、中国に行く日本人の同行通訳もしてほしいと新しい仕事を任せてもらえるようになったんです。

Q4. なんで語学学校を退職したの?

中国語が好きで始めた中国語学校での仕事ですが、営業などの中国語を使わない仕事に少しずつ変わってしまって。

それに、行政の通訳の仕事を続けるには、有給だけではまかないきれなくなりました。悩み抜いた末に「羽ばたきたい!私ならもっといける!」と思い、退職を決めました。

Q5. 退職時、
不安はなかったの?

そこまで不安はありませんでした。

私は日本語も中国語もできるし、通訳と翻訳なら仕事はいくらでもあるだろうから、「なんとかなるでしょ!」という気持ちでした。

フリーランスになってみて

フリーランス_中国語講師/通訳者4

Q6. はじめはどんな仕事を
どうやって獲得していたの?

内閣府の同行通訳を終えて帰国後、中国語講師募集のサイトにたくさん登録して、中国語の個人レッスンをスタートしました。

通訳の実力を上げるために、インターネットで通訳の仕事も探しましたね。

Q7. 仕事は順調だった?

そこまで不安もなく、「どうにかなるでしょ!」と飛び込んだフリーランスの世界だったのですが、いざ始まってみると、家賃や光熱費など、出費が大きいことに気づいて。このままじゃ収入が足りないと、未来に対する不安が募ってきたのです。

そんな時でも明るく「大丈夫!」と自分自身に言い聞かせていたのですが、身体が追いつかずに、髪が抜けてしまったりもしました。

そうなると悪循環に陥ってしまって…こんな見た目じゃ外出できないと家に引きこもって、仕事もしなくなって、さらにお金がなくて不安になって…の繰り返しでしたね。

Q8. そこから仕事を増やすために
どんな努力をしたの?

自分の能力を高めることと、人脈づくりを頑張っていました。

人脈づくりに関しては何もわからず、異業種交流会にも積極的に参加したのですが仕事にはあまり繋がりませんでしたね(笑)。

また、中国語講師のほかに通訳の実力もつけるため、通訳の学校にも通いました。ただ「基礎がわかっている私には、座学よりも実践のほうがいいのかも」と思って。学校は途中で辞めて、休みの日に展示会通訳のアルバイトを入れて、実践で能力を高めていったんです。

そうやって、実力を上げながら講師の仕事を真摯に続けた結果、口コミで紹介が増えていきました。「中国語の勉強するなら、阿波連先生がいいよ!」と生徒さんが、少しずつ広めてくれたんです。

スキルを磨いて実践を重ねていくことが、結果的に口コミで自分が認めてもらえることにつながりました。

とはいえ、フリーランスは毎月の収入が不安定なので、大変な時もあります。なので、多めにお給料が入った月でも、使いすぎないように節約しています。

まだまだお金の不安はつきまといます。

フリーランスになった今

フリーランス_中国語講師/通訳者5

Q9. 現在の具体的な
仕事内容は?

中国語の個人や金融庁へのレッスンをメインにしつつ、中国語を学ぶ人向けの「株式会社毎日中国語」のコーチングスクールの運営も行っています。

コーチングの内容は期間内毎日専属のコーチが付きます。毎日日報の提出をしてもらい、音声や課題の添削を行います。そして目標を達成できるように学習プランをコーチが組んでいき、月4回のコーチングレッスンも実施します。

また、空いた時間で通訳と翻訳の仕事も続けていますね。

ここ数年はSNSにも力を入れていて。多くの方に中国語コーチングを知ってもらうため、YouTubeやTwitterで中国語の勉強方法の発信も頑張っています。

Q10. フリーランスになってみて
よかったことは?

とにかく「自由」なことです!

平日に休もうと思えば休めるし、仕事の開始時間も調整できるので、気が楽になりました。頑張るときは頑張る、ちょっと休みたいなと思った時は休む、と調整ができるところが良いなと思います。

Q11. フリーランスになってから
大変だったことは?

大変なのは、メンタルケアとモチベーションの管理です。

周りにフリーランスの友達もいないので、相談できる人はいないのもしんどいです。不安になった時に、「フリーランス 悩み」「フリーランス 心配」と検索するくらい(笑)。

実は、まさに今も悩んでいる最中です。2ヶ月に1回くらいは不安が襲ってくるんですよね…。

でも、思考がネガティブになっているだけなので「今は大変だけど、何かの結果になる!」と言い聞かせています。

だいたい1週間もすれば「やってやるぜ!」なポジティブ期が来ると割り切っています。

Q12. 今後フリーランスとして
何をしていきたい?

一番大きな目標は、日本の教育を変えることです!

今の日本で中国語を勉強しようと思うと、独学もしくは語学学校に通わないといけない。そうではなく、英語みたいに義務化できたらいいなと思っています。

今は個人レッスンで、生徒さん一人ひとりの能力を最大限に伸ばしていきたいと思って活動していますが、私個人の力だけではできないことがたくさんあります。

だからこそ、近い目標としてはコーチングスクールの「株式会社毎日中国語」を日本でNo.1にして、「中国語の勉強といえばここだよね!」と思い浮かべてもらえるようにすることが目標です。

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

会社員でもフリーランスでも、嫌なことやつらいことはあると思うんです。でもきっと、点と点が繋がって線になるように、その経験が未来に必ず繋がっていくはず。だからどんなにつらくても大丈夫!と伝えたいです。

それに、人生は1回しかないから後悔のない生き方をしてほしいです。人生たったの100年しか生きられないのなら、この100年を自分が楽しく生きられるのかが大切!

安定したお給料のためにやりがいや好きなことを我慢するより、お金はそんなに多くもらえなくても、好きなことをして生きてほしいです。

死ぬときに「自分の人生は最高に楽しかった!」と思えるように。みんなに楽しんで生きてほしいですね!

いかがだったでしょうか?
以上、阿波連さゆりさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?

ちょっと木陰で立ち話

まだらー
本記事ライター
まだらー

自分のことを信じたくても信じきれないときは、誰にでもあると思います。
Q.なんで語学学校を退職したの?」で、「羽ばたきたい!私ならもっといける!」と前のめりに退職を決めた姿に、私自身ももっと自分を信じてあげたいし、きっと信じてあげられるはず!と、背中を押されました。
自分の「好き」に正直に、人生を自分の手で切り開いていく阿波連さんのストーリーが、一人でも多くの人に届いてくれると嬉しいです!

ちなみに、きみはどう思う?なにか気づいたことあった?

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    YOU
    まだらー
    本記事ライター
    まだらー
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    書いてくれたんだね!さっすがー!!
    pigeon