「美しく豊かな人でありつづけたい」食を通してウェルネスな生き方を伝えるため、前例のない道を選んだ新卒フリーランス

「美しく豊かな人でありつづけたい」食を通してウェルネスな生き方を伝えるため、前例のない道を選んだ新卒フリーランス

フリーランスになるまでのストーリー

今注目を集めている「フリーランス」という働き方。一見キラキラとしたワークスタイルにも見えますが、その裏側には辛いことや泥臭い努力が多く隠されています。

そして、フリーランスに興味がある人にとっては、「具体的に何をしたらフリーランスになれるのか?」というのが知りたいところ。

今回お話を聞いたのは、ビューティーライフデザイナー・プラントベースフードクリエイターのはるさん。

高校生のときから計画的に自分の人生と向き合っていた彼女に、新卒でフリーランスになった理由をインタビューしてみました。

ビューティーライフデザイナー

はる

はるさん

神奈川県葉山町出身。学生時代の過度なダイエット経験から、独学で栄養学を学ぶなかでロースイーツと出会う。大学卒業後に、デザイナーの感性を生かしてフリーでスイーツのオーダーメイド販売や、講師活動、企業や行政とタイアップ商品開発、レシピ開発などを行う。RAW&VEGANスイーツブランド『mari』と食のエシカルコミュニティー『Eticoya』を運営。2020ミス・アース・ジャパン東京​​ファイナリスト。
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フリーランスになる前

フリーランス_ビューティーライフデザイナー2

Q1. 学生時代はなにをしていたの?

高校3年生のとき、自分の進路に迷うなかで、自分のやりたいことや生き方を自問自答し、「本質的に美しく生きる人になりたい」という思いが強くなりました。

そして、自分の間違ったダイエット経験を通して、美しく生きるためには、「食」というカテゴリーで自分が世の中に発信できることがあると思うようになりました。

そこから逆算して、自分に足りないものを補うために、大学ではプロデュ―ス学科で商品の企画やブランディングを学びつつ、副専攻では栄養学を受講していました。

授業の一貫としては、資生堂さんのヘルスケア事業部の方と、健康飲料のリブランディングをしたり、ヒカリエのポップアップを出したりと、企業とのプロジェクトを通して実践的に学んでいましたね。

ただ、当時は「ウェルネスな食」でフリーランスになりたかったのですが、それだけですぐにマネタイズはしづらいと感じたため、他でもマネタイズできるよう、「プログラミング×起業×英語」のプログラムでセブに留学をし、自分でWebサイトを作るスキルを身につけることにしました。

大学3年生がおわるタイミングでアルバイトを辞めて、4年生からは自分で仕事を受注しながらマネタイズできるようにしていましたね。

9割はデザイン系のお仕事で、残り1割は地元のマルシェでスイーツを出したり、知り合い向けに農業✖︎リトリートイベントなどをしたりしていました。

フリーランスになるために

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Q2. どうしてフリーランスに
なろうと決めたの?

「食を通して、ウェルネスな生き方を伝えられる人間として活動したい」となったときに、そもそも大学に行かない選択肢はあったし、会社に所属するとしても、自分がしたいことができるならそれでよかったので、いろいろ調べてはいました。

でも、会社に所属することがどうもしっくりこなかった。仮に下積み時代が3年ぐらいある会社に入ったとしたら、やりたいことができずに遠回りになりそうな気がしました。

それに、自分ひとりで何とかできる自信もあったので、フリーランスになることを決めました。

もしも明日入社して、すぐに死んでしまったとしたら、今すぐできたかもしれないことを後回しにしたことを後悔する。それが嫌だというのもありましたね。

Q3. そのタイミングで
不安はなかったの?

自分と同じ分野のフリーランス仲間がいなかったため、不安はありました。

いつかは「食」をメインとした仕事をしたかったので、当時やっていた“食べていくため”のデザインの仕事だけをずっとするわけにもいかず。

本当にやりたいことがいつ実現できるのか、モヤモヤした感じはありました。

フリーランスになってみて

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Q4. はじめは仕事をどうやって
獲得していたの?

大学時代に社会人との交流会に参加して、名刺を渡して自分ができる仕事のお話をしました。特に最初は、名刺をデザインする仕事がコンスタントにありましたね。

その名刺がいろんな人の手に渡るとき、「その名刺、誰に作ってもらったの?」と気に留めてもらい、また紹介をいただくことが多かったです。

食に関する仕事は、小さいマルシェに出店したり、農業イベントを開いたりなど、少しずつ行っていました。

フリーランスになったと同時にSNSには力を入れていたので、2年目からはInstagramから、大きなコミュニティを持つ方から毎月ロースイーツのレッスンを頼まれるようにもなりました。

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また、そのときから健康管理アプリ・FiNCのアンバサダー依頼や、企業の健康系イベントのケータリング、フードスタイリングなど、Instagram経由でお仕事をいただくことが増えましたね。

Q5. 仕事をするうえで
大切にしていることは?

「何をしたいか」もそうだけど、「何者になりたいか」のブランディングからズレるようなことは基本的にしないようにしています。

「人生を通して美しく豊かな人になりたい」と思っているので、「美しさ」と「豊かさ」は私のなかでとても重要なキーワードです。何かするときには一度自分の美学に当てはめてみて、それが生き方として美しくないなら受け合わないようにしています。

Q6. フリーランスになってみて
良かったことは?

自分にしかできない仕事をすることで、自己肯定感が上がるようになりました。

肩書きをどうするか迷うぐらい多方面に仕事をしているので…(笑)。「自分が生きてる意味」をすごく強く感じていますね。

Q7. フリーランスになってから
大変だったことは?

資本が1人しかいないことです。自分にしかできないことなので、体調を崩したら終わりだなと。

とある経営者の方から「自分が動かなくてもいい仕組みを作るのが大事」と言われましたが、私は職人気質なので、自分にしかできないことをすることで生きがいを感じられる「プレイヤータイプ」なんです。

あと、旅行中もつねに仕事に繋げられないか考えちゃうことですね。「平日は仕事、休日は休み」のオンオフがハッキリしている友だちと旅行に行っても、私はつねにオンモード(笑)。

最近は慣れてきたので気になっていませんが、それによって休日を100%楽しめないときもありますね。とはいえ、仕事は基本的に自分のしたいこと=ライフワークでもあるので、それはそれで楽しんでいる自分もいます。

フリーランスになった今

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Q8. 現在の具体的な
仕事内容は?

オーガニックで植物由来の食材を使用したスイーツブランド『mari』と食のエシカルコミュニティー『Eticoya』の運営をしています。

クライアントワークでは、3年以上毎月継続しているのが、Yahoo!creatorsさんにレシピ動画と記事を納品するお仕事。また、フードスタイリングのお仕事もコンスタントにいただいています。Instagramから依頼される案件は、サスティナブル関連のPRや、企業さんとの企画が多いです。

mari』のスイーツ作りはもちろん、葉山と提携している、バケーションレンタルの宿泊者様向けのケーキ作りを担当することもありますね。

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Q9. 仕事がある1日の
スケジュールはどんな感じ?

book 1日のスケジュール
8:30 起床、朝ご飯、メールチェック
9:30 部屋の掃除
10:30 仕事開始(スイーツのオーダーがある日はアトリエへ行く)
12:00 ランチ
18:00 買い出し
20:00 夜ごはん、SNS更新
24:00 就寝

アトリエと家との行き来が多いです。土日のどちらかは休むようにしています。

Q10. 今後フリーランスとして
何をしていきたい?

私のブランド『mari』は現在、スイーツのみに特化していますが、今後は枠を広げて、さまざまな職人さんや空間とコラボしていきたいです。

もともとは海外(特に北欧やオセアニア)が好きで、だからこそ、海外に向けて日本の魅力を発信したいと思っているところもあるので、『mari』にも和の要素を食材やパッケージにたくさん取り入れています。

伝統的な和より、和と洋を融合した世界感が好きなので、そういったブランディングを『mari』でしつつ、いつか世界に向けて発信したいと思っています。

フリーランス_ビューティーライフデザイナー8

あと、豊かな食を育むエシカルコミュニティー『Eticoya』のコミュニティー規模を大きくするのも目標です。

最近はそのコミュニティーで行っている無農薬の農業にとてもハマっていて、今は収穫して食べているだけなのですが、そのうちそこで取れた作物を商品化したり、体験会をしたりしたいなと。そして、いつか村を作りたいなとも思っています!

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

まずは自分を知ってほしい。

今の時代は、私がフリーランスになったときよりフリーランスに挑戦しやすいし、「なんかかっこいい」と思われる風潮があるかもしれないんですけど、私は「必ずしもフリーランスがいい」とは思っていません。

自分自身がどんな生き方をしたいのか、何が得意なのかなどの自己分析をして、フリーランスに合っているのかを考えたうえで、その道を貫いてほしいです。

ゴール設定を間違えないためにも、自分自身の在り方を見つめ直すのに時間をかけてください!

いかがだったでしょうか?
以上、ビューティーライフデザイナー・プラントベースフードクリエイターのはるさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?