「自己表現で人を感動させたい」。家族に反対されても“役者”を選んだ新卒フリーランス

「自己表現で人を感動させたい」。家族に反対されても“役者”を選んだ新卒フリーランス

フリーランスになるまでのストーリー

今注目を集めている「フリーランス」という働き方。
自由で憧れのワークスタイルに見えますが、その裏には努力や苦悩がたくさん隠されています。

今回お話を聞いたのは、役者・ダンサーの永井理沙さん。

家族の大反対を押し切って役者活動を続けた彼女。当時はアルバイトをしながら長らく活動をしていたんだとか。

ワクワクする気持ちを大切に、役者からさまざまな道を切り拓いた彼女らしい生き方とは…?

女優/ダンサー/振付師

永井理沙

永井理沙さん

大学時代から芸能活動をスタート。役者として数々の舞台や映像作品に出演するかたわら、GirlsHiphopやJazzHiphopのダンサー活動を始める。2016年より劇場型ダンススタジオ「CherryTree」をかまえ、ダンススクールとレンタルスタジオとして運営。
現在も役者・ダンサーなどの活動をしながら、ドラマや映画のダンスシーン振付けなど、自身の役者活動を活かして、俳優へのダンス監修を行う。

フリーランスになる前

フリーランス_役者・ダンサー2

Q1. 大学卒業後は何をしていたの?

学生時代から芸能事務所で役者として活動していたこともあり、就職活動を経て親の大反対を押し切り、役者として生きていくことを決めました。

2013年に大学を卒業してからは、3年ほどアルバイトをしながら演劇の役者活動を続けていました。

Q2. なぜ就職せずに
個人で活動する道を選んだの?

実は、一度就職活動をしたことがあるんです。

私は、父親は銀行員、母親は専業主婦という家庭で育ったので、「なぜ4年制の大学まで出て就職しないんだ!」と個人で活動することに対して理解されず、猛反対されました。

それを受けて、会社員という働き方を知らずに闇雲に役者になることが正解とは限らないと思い、就職活動をすることにしました。

自分の人生の軸が「感動を届けたい」というものだったので、ブライダル関係の仕事に興味を持ったこともあったのですが、やはり会社員として働くビジョンが見えなくて…。

また、就職活動をするなかで、「私は自己表現で人を感動させたいんだ」と気付いたこともあり、就職はせずに好きなことをする道を選びました。

フリーランスになるために

フリーランス_役者・ダンサー3

Q3. 個人で生きていくために
どのような戦略を考えていたの?

個人で仕事を得るためには、人とのつながりや出会いの幅を広げることが必要だと考えました。

大学も卒業してしまい、会社にも所属していない状態だったので、「人とつながりを持つには、どうすればいいだろう?」と考え、コミュニティづくりやイベント開催をして、人が集まる場所を地道につくっていましたね。

Q4. どのように
イベントを活用していたの?

「人は宝」だと思っているので、積極的に動いて人とのつながりを広げていました。

さまざまなイベントに参加して、自分とフィーリングが合いそうだと感じた人や、一緒に仕事ができそうな人と出会えたら、今度は自分でイベントを主催して招待するようにしていました。何度か顔合わせすることで、心を開いてもらおうと考えていましたね。

イベントでは、会社の社長とつながって商品のモデルをさせてもらったり、舞台関係の仕事を依頼されたりすることもありました。

イベントのオーガナイザーとつながっていると、すごく人脈が広がりますね。今でもそこからお仕事をいただくことは多いです。

Q5. フリーで活動することに
不安はなかった?

好きなことができる環境への感謝の気持ちが大きく、不安はあまりなかったです。

ただ、アルバイトとの両立の日々が続くことに関しては、非常に大きな不安がありましたね。アルバイト中、無駄に突っ立っている時間があったので「この時間がなかったら何に使うだろう?」「この時間がなくなるためにはどうすればいいか」をひたすら考えていました。

また、「〜しなくちゃ」と考えると苦しくなるので、「自分がワクワクするにはどうしたらいいか」を考えていました。たとえば、「これから作るスタジオの内装をどんな感じにしようか」「どうやってイベントに人を集めていこうか」などを考えることで、ワクワクしながら行動することができました。

フリーランスになってみて

フリーランス_役者・ダンサー4

Q6. フリーで活動していて
良かったことは?

「この人と仕事したい!」という選択肢があるのは、フリーならではだと思います。

私の妹が会社の上司とうまくいかず、辛い経験をしたことがあるのですが、世間でいう「会社でのトラブルや不満」は、ほとんどが人間関係によるものなのでは、と考えています。

フリーで活動すると、自分と合わない人とは離れることもできますし、失敗しても自分の責任で改善策や打開策を自由に考えることができます。

所属している環境のために、自分のしたいことを我慢する必要もありません。人や環境を自分の責任で選べるということは、自分に合っているとすごく感じています。

Q7. フリーで活動していて
大変なことは?

すべてが自己責任であることだと思います。職種にもよるかと思いますが、フリーランスは替えが効きすぎると感じますね。

「信頼」はどれだけ積み上げても、たった一つのミスで簡単に失くなります。一つひとつのことに丁寧に取り組み、ミスをしないようにつねに気を張っています。

それでも契約を更新されないことはあるので、自分を見直すきっかけにしています。「どんなに上り詰めても、驕る人になることは一生ない」と肝に銘じていますね。

フリーランスになった今

フリーランス_役者・ダンサー5

Q8. 現在の具体的な
仕事内容は?

舞台役者やダンサー、役者のダンスシーンの振付けをする振付け師、ダンス講師などをしています。「エンターテイメントに触れることで、心が豊かになる人が少しでも増えれば」という想いで、劇場型ダンススタジオ「CherryTree」の運営もしています。

月によって仕事内容はさまざまですね。最近では、自分が企画・キャスティング・演出・出演するCMを作っていました。スタジオで週2回教えながらワークショップに出向くこともあれば、ひたすら舞台稽古をすることもあります。

Q9. 仕事がある1日の
スケジュールはどんな感じ?

日中は打ち合わせ、夕方はダンスを教えたり、振りを作ったりしています。早朝に現場があれば行くこともあります。

また、動画オーディションの撮影で忙しい日もあり、マネージャーとの連絡は毎日24時間いつでもあります。

休日は旅行やサウナに行って、デジタルデトックスできる時間を作るようにしています。

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

私自身、「人生は壮大な娯楽」だと考えています。今その環境が楽しいならそれでいいし、なにか不満があるなら変えたほうがいい。そんなシンプルなことでいいと思っています。

また日々が忙殺されている人は、1日1回、呼吸を整えて「自分は何がしたいのか」「何をしていると楽しいのか」を考えてみてください。それだけでも、やりたいことが見えてくるはずです。

ワクワクしていると、モヤモヤしている時間はなくなっていきます。

スマホを見ていても“自分じゃない情報”がどんどん流れてきます。自分のことを考える時間を取って、ひたすらワクワクしていてください!

いかがだったでしょうか?
以上、女優/ダンサー/振付師/スタジオオーナーの永井理沙さんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?