“トレーナーが必要ない世の中”を目指す、フリーランスパーソナルトレーナー

“トレーナーが必要ない世の中”を目指す、フリーランスパーソナルトレーナー

フリーランスになるまでのストーリー

今注目を集めている「フリーランス」という働き方。

自由で憧れるワークスタイルですが、その裏には計り知れないほどの多くの努力があります。

今回お話を聞いたのは、パーソナルトレーナーとして活動する、なおトレさん。

訪れたフィリピンで知った日本人の健康事情をきっかけにして、フリーランスのパーソナルトレーナーになったという彼に、独立に至るまでの道筋や仕事の取り方、これからのことなどを聞いてみました。

パーソナルトレーナー

なおトレ

なおトレさん

海外を中心に活動中のパーソナルトレーナー。トレーナー専門学校を卒業後、都内のフィットネスクラブで5年間勤務。活動の幅を広げるために退職してセブ島へ渡り、フリーランスへ。通常のパーソナルトレーニングをはじめ、食事改善指導、メニュー作成、オンラインレッスンなど、多くの人に健康や運動の大切さを伝えるため、さまざまな活動を行なう。全米スポーツ医学協会認定パーソナルトレーナー資格(NASM-CPT)保持。
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フリーランスになる前

フリーランス_パーソナルトレーナー2

Q1. フリーランスになる前は
どんな仕事をしていたの?

都内の高級フィットネスクラブでパーソナルトレーナーをしていました。

具体的には、レッスンをはじめ、お客さまのカウンセリングやトレーニングメニューの作成、後輩のトレーナー育成など、現場でやる仕事が多かったですね。

僕は150人ほどのお客さまを担当していたので、月に30〜40回はカウンセリングをしていました。

Q2. 退職の決め手はなんだったの?

都内のジムで働いていたとき、外国人のお客さまが来ることがありました。でも、そのときの僕は英語が話せなかったので、うまくコミュニケーションが取れなくて。

もし海外の方と話せたら、もっと自分の幅が広がるんだろうな、という気持ちがずっと心のどこかにありました。

その気持ちが抑えきれなくなって、海外で英語を学ぶために会社を辞めることにしました。

会社を辞めてもトレーナーは続けていくつもりだったので「英語の喋れるトレーナー」になれば、何かのときに役立つんじゃないか、と考えていましたね。

Q3. そのタイミングで
不安はなかったの?

僕は「何とかなる精神」が強くて、基本不安にならないタイプなんです(笑)。

当時は安定もしてないですし、日本に帰ってからの仕事も決まってなかったのですが、自分の技術には自信がありました。

「フィットネスクラブで5年間勤めた経験と技術があれば、あとは何とかなるだろう」と思っていました。

フリーランスになるために

フリーランス_パーソナルトレーナー3

Q4. どうしてフリーランスに
なろうと決めたの?

フィリピンへ語学留学したときに、たまたま日本の方の身体を診る機会があり、すごく感謝されたのがきっかけです。

日本には整骨院やジムなど、ちょっと調子が悪かったら相談できる場所がたくさんありますよね。でもフィリピンにはそれがない。

これはフィリピンだけじゃなくていろいろな国で起きていることだと思うんです。

その後、さまざまな人を診ていくなかで、海外に住む日本人は「簡単な身体の不調」が相談できずに悩んでいるという現状を知り、それをパーソナルトレーナーとして支えることに、やりがいを感じたのが独立の決め手になりましたね。

Q5. フリーランスになるために
苦労したことは?

フリーランスとして生きていくために、自分の技術や特徴、人間性を見つめ直す必要がありました。

会社に属しているトレーナーの場合、トレーナーを求めてジムに来る方はあまりいないですが、フリーランスのパーソナルトレーナーは別です。

自分という人間のキャラクター性がとても大事になってくるので、自分がどんな人間で何ができるのか、何がしたいのかをあらためて考えさせられました。

まずは自分がどんな人間なのか知ってもらうためにも、コミュニケーションにもすごく気をつけるようになりましたね。

フリーランスになってみて

フリーランス_パーソナルトレーナー4

Q6. はじめは仕事をどうやって
獲得していたの?

最初は自分で広告を作って、日本人が集まりやすいゲストハウスやヨガ教室などに営業をしていました。

クリスマスシーズンにInstagramとTwitterを始めて、“クリスマスプレゼントキャンペーン”と称してパーソナルトレーニング1回無料のキャンペーンを出したのを覚えています。

そこで皆さんに体験していただいたことをきっかけに、 少しずつお仕事を獲得できるようになりました。

Q7. どうやって仕事を
増やしていったの?

最初に自分で作った広告以降は、とくに営業はしていませんでした。これは海外ならではですが、体験してくれた方が日本人コミュニティの中で広めてくださったんです。

友だちや家族をどんどん紹介していただいたので、多くのお客さまに恵まれましたね。

Q8. フリーランスになってみて
良かったことは?

3つあります。仕事の面では、お客さまと深い部分で繋がれるようになったこと。トレーニング後にはプライベートの話もしますし、ジムにいる1人のトレーナーとしてではなく、1人の人間として見ていただけるようになったと思います。

人としての面では、会社でトレーナーをしていたら出会えなかったであろう人たちに会えたこと。

個人の面では、仕事量を調整できることにより、圧倒的に睡眠時間が取れるようになったことです。会社にいたときは5時間しか寝れないこともあったので。

Q9. フリーランスになってから
大変だったことは?

「自分というキャラクターをどう表現していくか」についてはいまだに悩んでいます。

自分を知ってもらうためなのはもちろんですが、1人でも多くの方に健康の大切さを伝えるために、どうやって表現していくかはすごく難しいですね。

フリーランスになった今

フリーランス_パーソナルトレーナー5

Q10. 現在の具体的な
仕事内容は?

個人でやっている仕事と、仲間と一緒にやっている仕事があります。

個人の仕事の7割を占めるのがレンタルジムでのパーソナルトレーニング。

次に、オフラインで会えない方を対象にしたリモートトレーニングで、現在は大阪やセブ島に住んでる方に行っています。

そして、個人の食事改善指導として、それぞれのお客さまにオリジナルメニューを作成するサービスを行っています。

仲間とやっている仕事は、健康の大切さを伝える地域健康増進セミナーや、企業に所属する従業員の健康サポート、肉体労働する方に対して、体をできるだけ酷使しないためのセミナーなどを行っています。

Q11. 仕事がある1日の
スケジュールはどんな感じ?

book 1日のスケジュール
8:00 起床
9:00 個人の作業、勉強
12:00 ジム
夕方 パーソナルトレーニング
20:00 帰宅
22:00 同居の友人と今後についてミーティング

月曜日から木曜日はこの生活リズムですが、金曜日から日曜日は朝から夜までパーソナルトレーニングをしています。個人の作業や勉強をしている時間に身体を休められているので、今は休日がなくても問題ないですね。

Q12. 今後フリーランスとして
何をしていきたい?

トレーナーの仕事をしながらこんなことを言うのも変なのですが、最終的には「トレーナーが必要ない世の中になってほしいな」と思っています。

太ったり、怪我をしたりしてしまってからではなくて、トレーニングやメンテナンス方法、食事にまつわる知識などを覚えて、自分の身体を自分で守れるようになってもらうのが理想ですね。

最終的には健康寿命を長くして、身体のメンテナンスにかけるお金を自分の幸せのために使ってほしいです。

もう1つ大きな目標としては、海外に行って活動すること。今はいつ海外に行けるかわからないので、日本での活動を頑張りつつ、1人でも多くの方に運動の重要性を伝えていきたいです。

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

僕もまだまだフリーランスとしてキャリアを積んでいる段階なのですが、もし仮にあなたがフリーランスになったとしても、誰かと比べないでください。

実際僕も感じているのですが、フリーランスになると「自分よりすごい人がたくさんいる」ことを痛感します。

そこで比べてしまって、挫折しかけてしまう方もたくさんいると思うんです。 でも、誰かと比べるのではなく、自分が掲げた『フリーランスとして頑張っていく』という夢に対して、 自信を持って頑張り抜いてほしいと思います。

みなさんが頑張って自分の夢を叶えられることを、応援しています!

いかがだったでしょうか?
以上、パーソナルトレーナーのなおトレさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?