「人のつながりが人生を豊かにする」仲間の人生を並走する“コミュニティマネージャー”の仕事

「人のつながりが人生を豊かにする」仲間の人生を並走する“コミュニティマネージャー”の仕事

フリーランスの仕事

フリーランスとは一概に言っても、働き方は十人十色。
自分の価値観を大切にしながら、唯一無二のポジションで活躍するフリーランスがいます。

今回お話を聞いたのは、コミュニティマネージャーの長田 涼さん。

あまり前例のない職種であるがゆえ、先駆者としてさまざまなアプローチをしているという彼。
「人のつながりが人生を豊かにする」という原体験から生まれた、コミュニティマネージャーの仕事とは…?

コミュニティフリーランス

長田 涼

長田 涼さん

スポーツ大学を卒業後、ユニクロ→スポーツイベント会社→IT企業を経て、2018年にコミュニティフリーランスとして独立。「Wasei Salon」「グリーンズジョブ」などのコミュニティマネージャーを務めるほか、「コミュニティのカレッジ」のコーディネーターや「zinzien」「mentally」「サンカクシャ」のコミュニティアドバイザーも務める。
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お仕事詳細

フリーランス_コミュニティマネージャー2

Q1. コミュニティマネージャーって
どんな仕事?

コミュニティマネージャーの仕事は、端的に言えば“コミュニティ”という空間を「安心安全な環境へ整える」仕事です。

たとえば、オンラインコミュニティではチャットツールのコミュニケーション設計をします。Slackでどのようなチャンネルを作り、そこでどのようなコミュニケーションを取ればいいかを考え、実践します。

また、どのようなイベントであればメンバー同士の関係性が育まれるか、どうすれば安心してコミュニケーションの場に参加できるかを考えながら、SNS運用やコンテンツ作りをします。イベントであれば、ファシリテーターとして進行役も担います。

コミュニティを運営するにあたって「必要なことは全部やる」。それがコミュニティマネージャーの仕事です。

Q2. 今はどんなことをしているの?

大きく3つあります。

1つは、私たちの“はたらく“を問い続ける対話型コミュニティ「Wasei Salon」の運営です。仕事やキャリア、生き方そのものについて価値観を交換し、自分の働き方や生き方を見つめ直すためのコミュニティです。

2つめは、トランジションコミュニティ「グリーンズジョブ」の運営です。転職、独立、移住などの人生の転換期で不安が大きい状況の人に対して、人との対話を通じて一緒に考える場を設け、トランジションを乗り越えるサポートをしています。

3つめは、コミュニティで生きる人の対話の場「コミュニティのカレッジ」のコーディネートです。実践者からの講義やメンバー同士の対話を通じて、コミュニティについて向き合う場です。

Q3. コミュニティマネージャーの
面白みややりがいとは?

「コミュニティによって変われた」「いい経験ができた」といった一つひとつの声が大きなやりがいとなっています。

人生が変わるほどの大きな変化が起こっているメンバーがたくさんいて、僕自身もWasei Salonに関わっていたからこそ独立することができました。

このような「予期せぬ素晴らしいことが数多く起こる」というのが、コミュニティ活動の面白いところ。それをマネージャーとして関わることができるのは、仲間の人生を並走するようなやりがいやワクワク感があります。

また、ようやく広がりはじめた職種なので、自身が先駆者としてさまざまなアプローチができることがとても面白いですね。

Q4. 実際の報酬はどのくらい?

この仕事は、具体的な成果物や納品物のような指標がないので、「コミュニティとどれだけ向き合ったか」を理解してもらうことが大切だと考えています。

そのうえで細かい業務内容を洗い出し、時間換算をもとに算出しています。

また、コミュニティマネジメントは月によって稼働に波があるので、プロジェクトによっては基準として設定している標準金額もあります。

その仕事ができるようになるまで

フリーランス_コミュニティマネージャー3

Q5. なぜコミュニティマネージャーに
なろうと思ったの?

僕自身、「人のつながりが人生を豊かにする」という価値観があります。

もともとは人と関係を築くのが苦手でしたが、スポーツなど、さまざまなものを通じて友だちや仲間ができ、それによって日々が楽しくなったという、自身の人生を通してコミュニティの大切さを感じていました。

いろいろな仕事をするなかで、「コミュニティ運営を仕事にすることで、自分の未来が楽しくなるのでは」という漠然とした好奇心が独立するきっかけになりました。

どうしたら人が幸せになれるかを考えてマネジメントをすることは、自身の生きている実感や仕事の楽しさに直結していると考えています。

Q6. 仕事はどうやって
獲得しているの?

大きく2つあります。

1つは、自身の価値観や取り組み、考えなどの情報を随時発信していくことです。noteTwitterなどのSNSで、頻繁に情報を発信しています。

2つめは、ポートフォリオをしっかり作ることです。そこには自身の価値観を反映させることを意識しています。

一緒にお仕事をする方やメンバーの方とは、お互いの考え方に共感し「一緒に価値を作りたい」と考えているので、その想いを理解してもらうためです。そうすることで、僕自身が本当にお付き合いしたいと思える人とのご縁をいただいています。

その仕事を目指す人へ

フリーランス_コミュニティマネージャー4

Q7. コミュニティマネージャーを
目指すなら何をしたらいい?

まずは「コミュニティの参加者として価値を体験してみる」ことが、もっとも簡単なファーストステップだと思います。

次に、無償でも良いのでコミュニティマネージャーの仕事に関わることをオススメします。

自分でコミュニティを作ってみたり、会社員であれば空いた時間でマネージャーとして関わったり、肌で感じる機会を作ってみてください。

そうすることで、自然と人とのつながりが増え、情報も入ってきます。今ではコミュニティに関する求人があったり、フリーランスとして仕事があったりと、仕事にできる機会は多くあると思います。

Q8. どんな本、
どんなサイトがおすすめ?

コミュニティマーケティングに関しては、小島英揮さんの『コミュニティマーケティング』がオススメです。佐藤尚之さんによる 『ファンベース』も、コミュニティ運営における大切な概念の理解ができます。

コミュニティそのものの理解は、佐渡島庸平さんの『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜』が良いと思います。

また、影山知明さんの『ゆっくり、いそげ〜カフェからはじめる人を手段化しない経済〜』では、コミュニティをやるうえで欠かせない考え方や価値感に触れられる本なので、とてもオススメ。僕が大好きな1冊です。

メッセージ

メッセージの画像

コミュニティマネージャーは、難しい部分もありますがすごく楽しい仕事です。

人との出会いが本当に多いので、仕事というよりも「自分の人生に影響するような取り組み」として、大きな可能性を感じてほしいですね。

また、僕自身もコミュニティマネージャーの存在価値を高めていきたいと考えているので、コミュニティマネージャーの仲間が1人でも増えてくれたら嬉しいです。

いかがだったでしょうか?
今回は、長田 涼さんに「コミュニティマネージャー」のお仕事について聞いてみました!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?