自分の気持ちに正直な選択をしよう。憧れの“好きな場所での暮らし”を叶えた方法

自分の気持ちに正直な選択をしよう。憧れの“好きな場所での暮らし”を叶えた方法

フリーランスのストーリー

「旅をしながら働きたい」「フリーランスになりたい」「ノマドワーカーに憧れる」

思ったことはあっても、一歩がなかなか踏み出せない人は多くいます。

今回お話を伺った株式会社Pivote代表取締役のえーちゃんは、その一歩を踏み出して、理想を現実にしました。

彼がノマドワーカーになるために、泥臭く学び続けてから今を楽しむまでのストーリーに迫ります!きっとあなたも、新しい世界が開けるはず。

株式会社Pivote 代表取締役

えーちゃん

えーちゃんさん

企業向けのITを中心としたコンサルティングと、Webデザインスクール『DeLife』を運営。学生時代は通信の代理店営業を経験し、月間コンテストにて組織で日本一になる。2017年からは計14ヵ国を拠点に、Webフリーランスとしてリモートワークの生活。国内での移動基準は「良いサウナがあるところ」。

自己紹介をお願いします!

株式会社Pivoteの代表取締役のえーちゃんです。業務委託のメンバーとプロジェクト単位でチームを組んで仕事をしています。

2017年の冬から、日本と海外の二拠点生活を始めました。念願のノマドワーカーとして、1〜3ヶ月単位で住む場所を変えて幸福度の高い日々を送っています。最近は京都に落ち着いていますが。

現在のお仕事を具体的に教えて!

メインの仕事は、Webデザインのオンラインスク―ル『DeLife』の運営業務と、Webコンサルティングの2つです。

『DeLife』では、ITフリーランスとして、Webデザインを軸に月20万円以上を稼ぎ続けるためのスキルが学べます。

そのなかで、他のメンバーと一緒に、採用やカリキュラム・サービス監修、受講生・メンターのマネジメント、バックオフィス業務、UX改善を行なっています。

また、運営業務ではありませんが、セールスや見積もり、契約関係のZoom講座、キャリア・営業相談、受講生の仕事獲得のためのサポートもしています。

Webコンサルティングでは、Webサイトのデザイン作成や実装、アプリのUI/UXに関わるデザイン、全体の方針を決めています。

では、えーちゃんさんの今に至るストーリーをたどってみましょう!

このインタビューは
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フリーランスになる前

フリーランス_WebデザインスクールDeLife運営2

Q1. 大学時代からフリーランスになる
までどのように過ごしていたの?

実は僕、就活もしていないし、大学も途中で辞めているんです。

最初の仕事は代理店での営業でした。大学3年生のときから、先輩が起業したインターネット回線の営業代理店で、業務委託として働いていました。大学を辞めたあとも1年間ぐらい継続していました。

学生の成長にすごくフォーカスする組織だったので、今の能力の礎はこの会社で培われたと思います。自分で目標を決めて論理的に考え、達成していくことを徹底的に行なっていました。

そのあとは、3ヶ月セブに留学しました。帰国後、独学でプログラミングを学び始め、タイで開催された日本人向けのノマドエンジニア育成講座「iSara」に参加。

24歳で講座を卒業してから、フリーランスとして活動を始めました。

Q2. どうしてフリーランスという
生き方を知ったの?

「フリーランス」ではなくて、家を持たずに移動しながら仕事をする「ノマドワーカー」の存在を知ったのが最初です。当初は営業の仕事に集中していたので、興味はありましたがトライできなくて……。

改めて気になり始めたのは、セブで留学をしていたとき。語学学校でビジネスパーソンが登壇するイベントに、いわゆる“元祖ノマドワーカー”が来ていました。

「本当にこんな働き方をしている人がいるんだ」と目の当たりにすることで、ノマドワーカーへの憧れが膨らんでいきましたね。

Q3. フリーランスになろうと
決心したのはいつ?

留学から帰ってきて、ノマドエンジニア育成講座「iSara」に出合ったときです。それまでは、ノマドワーカーになるまでのロードマップがよくわかっていませんでした。

でも、講座がドンピシャで「独立までのカリキュラム・内容・目指す姿」を示してくれていたので、なる決心ができたんです。

また、もともと「こういう人になりたいな」とSNSで見て憧れていた人が立ち上げたこともあって「絶対これや!」と思い、通うことを決めました。

フリーランスになるまで

フリーランス_WebデザインスクールDeLife運営3

Q4. 最初からプログラミングを
やろうと思っていたの?

最初から決めていたわけではありません。何が自分に合っているかわからなかったので、講座に参加する前から、ノマドワーカーになるための方法をすべて洗い出し、試していました。

プログラミング以外だと、アフィリエイトやライティングなども自分なりに調べてチャレンジしていましたね。

そのなかで、僕はプログラミングが一番将来性を感じました。

Q5. 講座では何を学んだの?

最終的には、Webサイトを制作する「Webコーダー」になるため、事前学習でプログラミングを2ヶ月ぐらい学びました。

わからないことだらけで、本当にしんどかったです。

国を移動しながらPCひとつで仕事をすることに憧れがありましたが、今までスプレッドシートや文字を打つことにしか使ったことがなくて……。

事前学習が終わったら、講座の開催されるタイで、仕事のとり方やマーケティングスキルを教えてもらいました。

24歳で留学が終わり、帰国。そのとき僕は無職でやることもなかったため、朝6時から夜10時までカフェにこもってひたすらプログラミングに没頭していました。

知識がゼロで学びしかなかったので、楽しめていた気がします。

ときには、ノマドワーカーっぽく1人でマレーシアに行って、観光もせず1日10時間以上勉強をしたこともありましたね。割とカタチから入ってやる気を出すタイプなんです(笑)。

フリーランスになったとき

フリーランス_WebデザインスクールDeLife運営4

Q6. はじめはどんな仕事を
どうやって獲得したの?

大学時代の後輩に、事業のWebサイトを作ってほしいと依頼されたのが最初でした。

自分のFacebookやInstagramで「Webサイト制作の仕事を始めました。手伝えることがあれば連絡をください」と発信をしていたのがきっかけです。当初はデザインではなく、WordPressの実装やコーディングを行なっていました。

Q7. そこからどうやって仕事を
増やしていったの?

どんどん案件が増えたのは、“目の前にいるお客さんの期待値を超える仕事をする”意識が高まってからです。

もともと営業職をしていたこともあって、新規案件をとるのは余裕だし、とりあえず仕事があればいい、と思っていました。

だから、仕事はバリバリせず、のんびり過ごしていました。自分が望んでいたノマド生活を大事にしながら、生き方を優先していたんです。

でもそれだと先がないことを感じ、もっと自分に負荷をかけないといけないと思ったし、Web制作においても徐々に「成果物にこだわってお客さんの期待値を超えるのが一番だ」と気づきました。

すべてのお客さんに全力で向き合うのはもちろんですが、継続案件を得るほうが、コスパがいいこともわかりましたね。

Q8. 不安はあった?

フリーランス1年目は、金銭面の不安が消えませんでした。

貯金がない状態で始めたので、つねに「◯日までに次の案件をとらなければ、生きていけない」と追われている状態は、めちゃくちゃストレスでしたね。スプレッドシートを使って、1円単位で収入を管理していたころが懐かしいです(笑)。

このとき、僕は追い込まれたほうがやるタイプだと気づきました。

でも、みなさんが独立をしたいなら、最低でも半年ぐらいは生活できる貯金がある状態で目指したほうが良いと思います(笑)。

Q9. フリーランスになってから
大きな出来事は?

約1年間、先輩の会社でWeb制作事業の立ち上げにジョインしたことが、大きなターニングポイントでした。

それまではコーディングをメインにしていましたが、新たにデザインの重要性に気づいたり、Web制作そのものの捉え方が変わったりして。

組織の中で仕事をしたことによって、フリーランスのままだと学べなかったことも多く得られたし、甘かった自分にも気づけて、視座が一気に上がったんです。

これらの経験がきっかけになり、デザインを含めて案件を受けるようになりました。現在運営しているWebデザインスクールにも活きています。

Q10. なぜWebデザインスクールを
やろうと思ったの?

ネット上では、無料のコンテンツや有料のスクールがあふれていますが、僕自身がフリーランス初期に『知りたかった』情報が今でも得られない、と思ったからです。

技術的な学習カリキュラムやおまけ程度の営業ノウハウを提供して、あとは自分で考えてがんばってねみたいな形式では、ほとんどの人はやっていけないと思っていたので、その形はやりたくないと思っていました。

また「Webデザイナーは増えているけれど、業界全体のレベルが上がっていない状況をどうにかしたい」と思ったのも、理由の1つですね。

そのころは独立を目指すようなWebデザインのスクールがなかったし、教えることが好きだったこともあり『DeLife』を立ち上げました。

フリーランスになってみて。これからのコト

フリーランス_WebデザインスクールDeLife運営5

Q11. フリーランスになって
よかったことは?

自分で選択することが増えて「全力で生きている」と実感できることです。

フリーランスは、自分の信用で戦っていく世界だと思うので、日々浮き彫りになってくる課題に向き合わないといけません。

会社の中でコントロールされて、与えられたことだけをしていたら、気づかなかったと思います。

あとは、良くも悪くも自由なこと。クライアントワークが忙しい場合もありますが、朝遅く起きれることや、何よりこだわった、“場所を選ばず生活できる”のが良いですね。

会いたい人にすぐ会いに行ける時間は、何より貴重だと思います。

Q12. 今後、何をしていきたい?

自分の事業を通して、自己実現ができる人や、自分の気持ちに素直に生きられる人を増やしたいです。

デザイン業界に対しても、自分のスクールの卒業生はしっかり仕事ができることも、見せたいと思っています。スクール生がより良い人生を歩み、継続してポジティブな人が増えてほしいですね。

他にも、売却をゴールにした新しい事業にいくつかチャレンジしていきたいです!

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

モヤモヤしているのは、現状に不満があって、やりたいことがあるけれど行動できていない状態だと思うんです。そんな人は、自分の気持ちに素直になって、思うままの選択をするのがいいと思います。

絶対に、現状よりは良くなるから。

たとえば独立を目指しているけれど、踏み出す勇気がない人は多いかもしれませんが、1回飛び込んでみないとわからないじゃないですか。新しいことに一歩踏み出さずに、仕事を辞めるだけでも前進。仮にだめだったとしても、会社員に戻れるから安心してください。

メルカリでものを1個売るとか、1円でも自分の力で稼いだ瞬間から、確実に見える景色は変わってきます。

いきなり大きなことをしなくて大丈夫。少しずつ変わっていけばモヤモヤが晴れて、ポジティブな人生を送れると思います!

いかがだったでしょうか?

以上、えーちゃんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの人生が一歩でも前に進むような、お役に立てる記事になりますように。

ちょっと木陰で立ち話

りほ
本記事ライター
りほ

私が取材音源を聞いたとき、最後のメッセージが今の自分に突き刺さって大号泣しました(笑)。「もっと自分に素直になって、一歩踏み込んでみる勇気を出す」。何かに苦しんでもやもやしている人は、エゴでもいいから自分の理想の姿を描いてみるといいのかも。
さあ、さっそく明日から、理想の自分を追いかけてみるか!

ちなみに、きみはどう思う?なにか気づいたことあった?

ここに感想や気づいたことを書いてみよう

    YOU
    りほ
    本記事ライター
    りほ
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    書いてくれたんだね!さっすがー!!
    pigeon