「旅をするのは今だ!」元大手法人営業が覚悟を決めて選んだ“場所を問わずに好きなこと”をして生きる道

「旅をするのは今だ!」元大手法人営業が覚悟を決めて選んだ“場所を問わずに好きなこと”をして生きる道

フリーランスになるまでのストーリー

今注目を集めている「フリーランス」という働き方。

自由で憧れのワークスタイルにも見えますが、その裏には見えない苦悩や努力がたくさん隠されています。

今回お話を聞いたのは、複業デザイナーのあかねさん。

働きながら旅をするため、フリーランスになる大きな決断をした彼女。責任感が強く何事も現実的に考えるあまり、挫折したこともあるんだとか。

ひたむきに努力しつづけた先に見つけた、彼女らしい新しい働き方とは…?

複業デザイナー

あかね

あかねさん

1995年生まれ。新卒でベネフィット・ワンにて大手企業100社の法人営業を経験したのち、旅暮らしをするため複業フリーランスとして未経験から独立。現在は、Webデザイナー・出張セラピスト(バリニーズトリートメント)・営業の複業デザイナーとして活動。旅・サウナ・温泉・キャンプが大好き。
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フリーランスになる前

フリーランス_複業デザイナー2

Q1. フリーランスになる前は
どんな仕事をしていたの?

もともと旅が好きで、ゲストハウスのような人が集まる空間にすごく興味がありました。

学生のころは『株式会社グローバルエージェンツ』という、『THE MILLENNIALS』をはじめとするホテルやソシャルアパートメントを手掛けている会社でインターンシップをしていました。

新卒では『株式会社ベネフィット・ワン』(福利厚生に関するコンサルティング会社)に入社し、新規の外勤営業やカスタマーサクセス、サブスクリプション型サービスの利用率向上に向けた法人営業を約2年間しました。

大きな会社でありながらもベンチャー気質の強い会社で、大手企業に向けたプレゼンをしたりと、かなり多くのことを学び成長できたので、ハードでしたがすごく楽しかったです。

Q2. どうしてフリーランスに
なろうと思ったの?

フリーランスになりたくてなったというより、ならざるを得なかったんです。学生のころから「将来は自分のお金で旅暮らしがしたい」という夢があったので、会社員として働くなかで自分がやりたいことと違う方向に進んでいるような違和感がありました。

そしてあるとき、「人生いつ何があるかわからない」と考えるきっかけがありました。会社員でもやりがいはありましたが「旅をするのは今だ!」と覚悟を決め、海外で仕事をしながら旅暮らしをするためにフリーランスになることを選びました。

フリーランスになるために

フリーランス_複業デザイナー3

Q3. フリーランスの知り合いは
まわりにいた?

誰もいなかったですね。なので、世界一周を諦めた人や留学に行けなかった人など、旅や海外が好きだけど断念した人をSNSでひたすら探しました。そして、今は何をしているのかを聞いていくなかで、フリーランスとして「場所を問わない働き方」があることを知りました。

「勉強がしたい」「海外の企業に勤めたい」というような明確なビジョンがなかった私にとって、彼らの生き方は当時の理想に一番近かったので、フリーランスを目指す後押しになりました。

Q4. フリーランスになるとき
どんな気持ちだった?

「海外で暮らしたい」という大きな目標に向けた第一歩だと考えると、本当にワクワクでいっぱいでした!

当時はスキルもなくフリーランスの友だちもいなかったので「まず何をどうやっていけばいいんだろう」という不安は少しありましたが、「最悪の場合、物価が安い国に住んで最低10万円/月ほど稼げば生きていけるだろう」「前職の営業に戻る選択肢もあるよな」と楽観的でした。

また、はじめは収入が少なかろうが挫折しようが、 「苦労なしで理想の生活はできない」という覚悟もしていました。それでも、すべて自分がやりたくてやると決めたことなので、楽しみな気持ちが大きかったです!

フリーランスになってみて

フリーランス_複業デザイナー4

Q5. はじめは仕事をどうやって
獲得していたの?

最初は、前職の繋がりで法人営業をしていました。「個人営業もできれば自身の価値が上がるのでは」と考え、子ども向け教育商材の営業も新しく始めました。この仕事は、求人サイトで固定給での営業の仕事を探していて紹介されたのが始まりです。

せっかくフリーランスになったので好きなことを仕事にしたく、大好きな子どもに関するお仕事だったので、応募して始めることになりました。そして、メイン事業を法人営業からこの個人営業へシフトさせていきました。

Q6. どうやって
Webデザイナーになったの?

営業だけだと不安があったので、仕事をしながら『SHElikes』という女性に特化したキャリアスクールに入りました。いろんな職業を試すなかで「Webデザインが自分にはすごく合っている」と気付き、Webデザイナーを目指すようになりました。

Webデザインの仕事は、最初は知り合いや前職の繋がりから依頼をいただいていました。他にも会社にジョインして時給制でお仕事をしたこともあります。

Q7. いざフリーランスになってみて
どんな気持ちだった?

最初の半年ほどは、何をするにも自分に自信が持てず「このままでいいのかな」と不安な気持ちでいっぱいでしたね。「Webデザイナーは自分に向いていないのではないか」と挫折しかけたこともありました。

また、“営業6〜7割、Webデザイン3〜4割”といった配分でお仕事するようになったころも、その割合を逆転させたいと考えていました。

Q8. 自信を失くしてから
どんな努力をしたの?

自信をなくしていたときにはるなさんからWebデザインのお仕事をいただき、すごく楽しかったんです。「Webデザインをもっと勉強したい!」とどんどん前向きな気持ちになっていきました。

彼女が『DeLife』というフリーランスに特化したWebデザインスクールの運営を始めるのを知り、「ここで本気で学んでみて、もしダメだったら諦めよう」と一か八かの覚悟で参加しました。

デザインスキルだけでなく、フリーランスとしてのマインドや営業スキルを学び、ともに切磋琢磨する仲間ができました。そこからフリーランスとしての活動が順調になったと感じています。

Q9. そこからどうやって
仕事が増えていったの?

『DeLife』を卒業したころ、自信を持って「お仕事をください!」と言えるようになりました。SNSで発信をすることで、昔からの知人から紹介してもらうケースが多かったですね。

また、制作会社に営業するのではなく「あえてマーケティング会社の知人を頼る」ことで、マーケティングやブランディングをしている企業から業務委託としてお仕事をいただけるようになりました。

マーケティング視点で物事を考えられるデザイナーは少ないので、そのような上流工程を専門とする業界で重宝され、紹介してもらえることが多かったですね。

いかに長期的に仕事を獲得しつづけられるかを考えたとき、「自分の得意分野を活かせる場所で、どのようにポジションを張っていくか」が大事だと思っています。

Q10. フリーランスになってから
大変なことは?

フリーランスは契約や案件獲得などで自由がある反面、すべて自己責任で大変だと思うことが多々あります。

なので正直に言うと、長期的に仕事をすることを考えると“正社員など安定した形態に戻ることも良い選択”だと考えています。

もともと私はめちゃくちゃ安定志向なので、今みたいにフルリモートが普及していれば安定した道を選んでいたかもしれない。

ただ、フリーランスは何かと責任を伴うので大変ではありますが、いろんな人たちと出会えて一緒にお仕事ができたり私の好きな旅ができたりするので、今はすごく楽しいです!

フリーランスになった今

フリーランス_複業デザイナー5

Q11. 現在の具体的な
仕事内容は?

大きく3つの複業をしています。メイン事業はWeb制作におけるディレクション兼デザインです。企業にジョインして、ブランディング会社など複数社と一緒に大きなプロジェクトを動かしています。

2つめは『バリニーズトリートメント』という、バリ式の出張オイルマッサージをしています。今年始めたばかりで、ずっとやりたかったことの1つなんです! 宿泊施設やレンタルサロン鎌倉の古民家などを間借りさせてもらい、バリスタやヨガインストラクターの友だちとイベントをしたりしています。

3つめは営業代行です。フリーランスになった当初から続けている、子ども向け教育商材の個人営業です。オンラインで完結できるので好きな時間に仕事をしています。その他、ワーケーションの企画も最近させてもらっています。どれも好きなことが仕事になっているので、とてもありがたいです。

Q12. 仕事がある1日の
スケジュールはどんな感じ?

book 1日のスケジュール
9:00 起床
10:00 準備、ToDo確認
11:00 ミーティング
12:00 お昼休憩
13:00 仕事
19:00 読書、テレビなど

複業なので日によって動き方は違います。毎週月曜にToDoリストを作って、毎朝確認してから作業を開始するのがルーティンです。

ミーティングは11時以降に入れるようにしています。19時ごろには仕事を終えて、本を読んだり大好きなテレビを見たりしてゆっくり過ごしています。旅先だと仕事後は現地の方との時間を大事にしていますね。

会社員のような働き方に近いですが、オンオフはしっかり区別したいタイプです。日中はめちゃくちゃ集中して、効率良く仕事するよう努力しています。

Q13. 複業だけど、休日はあるの?

フリーランスになった当初は、休みがあるようでない曖昧なところが辛かったのですが、最近はフリーランスのわりにしっかり休めていると思います。会社員のころからワークライフバランスを重要視するタイプでした。

友人やパートナーにスケジュールを合わせられるよう、なるべく土日に休みを取るようにしています。午前中は仕事をして、午後はPCを持ち歩かず遊ぶようにしていますね。

メリハリをつけることで1日遊んだような気分でいられています。友達とワーケーションに行っても「オンオフをつけよう!」と率先して言うタイプです。

会社員の友人が多く、今でも前職での大好きな仲間ともよく会っているので、まわりがフリーランスばかりだとそうはならなかったかもしれないですね。

Q14. 今後フリーランスとして
何をしていきたい?

今はフリーランスになった当初に描いていた未来にすごく近くて、理想の生活ができているんですよね。それは自分が頑張ったのはもちろん、まわりの方がサポートしてくれたおかげでもあって、とてもありがたく感じています。

なので今後は、「夢を叶えるお手伝い」として何かをやってみたいと漠然と考えています。

「海外で旅しながら暮らしたい」という自身の理想も叶えながら、学生のころから夢だったどこかに拠点を作って人が集まる場を提供したいです。

そして今のように、これからもフリーランスだけどフリーランスっぽくない新しい働き方を見つけ、体現していきたいです。

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

「なぜ自分はフリーランスになりたいか」をしっかりと考えたうえで、フリーランスを目指してほしいと思います。辛くしんどいことが起きたときに、自分を後押ししてくれるからです。

外面的なキラキラした世界の裏にはみんなすごく努力していて、大変なことがたくさんあります。それでも会社員以上に、いろんな人との出会いやさまざまな経験ができるのがフリーランスであることのメリットの1つだと思っています。

もし本気で目指したいという方は、ぜひ全力で挑戦してみてください。そしてまた、どこかで出会えたら嬉しいです。一緒に頑張りましょう!

いかがだったでしょうか?
以上、旅する起業女子のあかねさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?