重労働の小売店勤務から1年でフリーエンジニアへ。「お金と時間」を求めて見つけた新しい選択肢

重労働の小売店勤務から1年でフリーエンジニアへ。「お金と時間」を求めて見つけた新しい選択肢

フリーランスのストーリー

今注目を集めている「フリーランス」という働き方。

自由で憧れのワークスタイルに見えますが、その裏には努力や苦悩がたくさん隠されています。

今回お話を聞いたのは、フリーランスエンジニアのCOMさん。

「お金と時間が欲しい!」の一心でプログラミングスクールに通い詰めたという彼。もともと大学時代は勉強に興味がなく就活も適当だったんだとか…!?

共感できる人生観とストイックな行動の先に、彼が実現したストーリーに注目です!

フリーランスエンジニア

COM

COMさん

1991年生まれ。福岡県出身。大学を卒業し、重労働の小売店勤務を経験したのち、お金と時間欲しさにフリーランスのエンジニアになる。使用言語はRuby・Go・JavaScript。現在はエンジニア業務の傍ら、ブログ・Youtube・エンジニアの独立支援コンサルを行なっている。筋トレ・アニメ・漫画・スマブラが好き。

フリーランスになる前

Q1. フリーランスになる前は
どんな仕事をしていたの?

もともと大学は法学部卒業の文系出身で、授業はサボってばかりの学生でした。

就職活動は最初に内定が決まったという理由で、某小売店に入社をしました。そこから約3年ほど働いていたのですが、なかなかお金も貯まらず、重労働で体力は減るばかりでした。

友だちにその悩みを相談したところ「エンジニアは稼げるらしい」という話になり、それがきっかけでプログラミングスクールに通うようになりました。

スクールを卒業してからはバックエンドエンジニアとして企業に就職し、Rubyを使って勤怠管理のアプリの開発やテストをしていました。そこで約1年ほど働いたあと、27歳で独立しました。

フリーランスになるために

フリーランス_エンジニア3

Q2. どうしてフリーランスに
なろうと決めたの?

シンプルに収入を増やしたかったのと、長期休暇を取りたかったからです。

バックエンドエンジニアはフリーランスになるだけで、正社員と業務内容がほぼ変わらずに収入が2〜3倍ほどになるんですよね。

だから、バックエンドエンジニアとして企業に就職した際も、1〜2年ほど働いたら独立するつもりでした。

Q3. 独立することに
不安はなかった?

自分よりも先にフリーランスのエンジニアになった友人がうまくやっているようだったので、そこまで大きな不安はなかったですね。

それよりもとにかく「お金と時間が欲しい!」という想いが強かったです。

フリーランスになってみて

フリーランス_エンジニア4

Q4. はじめはどうやって
案件を獲得していたの?

フリーランスエンジニアの仕事を紹介してくれるエージェントからお仕事をもらっていました。

スキルシート(エンジニア版の職務経歴書のようなもの)を書いて提出すると、それをもとにエージェントの営業担当が案件を紹介してくれるんです。

そのうえで、企業と面談をしてお互いの利害が一致すれば案件に参画できるので、僕もいくつか案件を紹介していただきました。まれに友人から案件を紹介されることもあります。

世間的な需要が高いようなので、これまでに案件がなくなって困った、ということはないですね。

Q5. フリーランスになってみて
よかったことは?

1つ目は、正社員として働いていたときと業務内容がほぼ同様でありながら収入が増えたこと。

2つ目は、長期で休みが取れるようになったことです。

また、正社員ならではの複雑な人間関係が一切なくなった点も良いですね。もともと会社の飲み会が好きではなかったので、心理的にとても楽になりました。

開発は基本的にチームで行いますが、フラットな関係で仕事ができています。

Q6. フリーランスになってから
大変だったことは?

1年目はとにかく大変でした。就職して1年後に独立したので、必要最低限のスキルレベルしかなく、基礎もあやふやな状態でした。

それでも業務をするうえで経験したことのない技術が必要だったので、業務時間外でガンガン質問したり、Udemyという学習サイトで勉強をしたりしていました。

キャッチアップしながらタスクをこなす日々だったので、とても苦労しました。

今は当初と比べればそこまで大変に思う場面は減りましたが、強いて言うなら確定申告は今も苦戦しています(笑)。

フリーランスになった今

フリーランス_エンジニア5

Q7. 現在の具体的な
仕事内容は?

主な仕事はバックエンドの開発で、そのほかに副業としてブログ記事を書いたり、フリーランスになりたい人への支援活動をしたりしています。

ブログでは「まったくの未経験からエンジニアになった自身の経験談」を書いています。私と同じように未経験からどうすればエンジニアとして就職できるのか、その後どうやってフリーランスになるのか、具体的な手順がわかる内容になっています。

また、僕が利用しているエージェントに紹介したり、フリーランスになりたい方向けにオンラインでアドバイスをするサービスを提供したりしています。

Q8. 仕事がある1日の
スケジュールはどんな感じ?

book 1日のスケジュール
10:00 仕事(うち1時間は休憩)
19:00 ジムで筋トレ
22:00 晩ご飯、副業開始
3:00 就寝

現在はフルタイムの業務委託として働いているので、平日は朝10時前に起きて要件定義やコーディング、テストなどをしています。

ジムに行く日は、就業後に3時間ほどジムに行き、副業のブログやYouTubeの更新、趣味のゲームをしています。土日は休日にしているので、あまり作業はしません。

Q9. 今後のビジョンや
挑戦したいことはありますか?

フリーランスのエンジニアはそのまま続けつつ、副業のブログとYouTubeの成果を伸ばしていきたいと考えています。

今年はとくに、YouTubeに注力したいですね。現在は月収が5〜7万円を推移しているので、20万円を目標にしています。0から始めて約1年、70分ほどの動画を週1回投稿しつづけています。

手探り状態で始めた当初は本当に地獄のような日々でしたね。「なんで登録者数が伸びねーんだよ!」とキレながら続けてきました(笑)。最近は成果も出てきて、ようやく楽しくなってきました。

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

少しでもフリーランスに興味があるなら「とりあえずフリーランスになってみる」ことをオススメします。

エンジニアに限って言えば、正社員と同様の仕事内容であるにも関わらず、収入や自由な時間を増やすことができます。

また、フリーランスをずっと続けなければいけないわけではありません。もし自分に合っていないと感じたら正社員に戻ることもできますし、自分の事業を創りたいと思ったら起業することもできます。

生き方の選択肢が広がるので、もっと気軽にフリーランスになってみてもいいんじゃないかと思います。

いかがだったでしょうか?
以上、フリーランスエンジニアのCOMさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?