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フリーランスになる前
Q1. 今までどんな仕事を
していたの?
IT広告代理店『株式会社サイバーエージェント』に約2年半ほど勤め、企画営業や新規営業の仕事をしていました。
退職する前の約1年間は、ファンコミュニケーションアプリとWebサービスを作る事業責任者をしていました。
現在のようなクリエイティブな仕事ではなく、がっつりビジネス色のお仕事をしていました。
Q2. なんでフリーランスに
興味を持ったの?
フリーランスという生き方に興味がもともとあったわけではなく、自分が叶えたいキャリアやライフスタイルを実現させるための手段として独立しました。
大学時代はバックパッカーだったり約1年ほど留学したり、旅が大好きでした。
「時間と場所に縛られないようなライフスタイルを送りたい」という想いが学生時代からあり、その実現のための手段として、まず独立することが必要でした。
Q3. 最終的な
退職の決め手は?
体調を壊したことが、大きなきっかけでした。
当時、新規事業の立上げで責任者としてプレッシャーのある仕事を任されていました。やりがいはあったのですが、「その仕事を頑張った先に、私が叶えたいキャリアやライフスタイルはあるのか」を考えると、ちょっと違うという感覚がありました。
そうした心に反した行動によるストレスから、湿疹がでたり、毎月扁桃炎にかかったり、頭痛が毎日ひどく、ロキソニンを飲みつづけないといけなかったり、最終的に円形脱毛症になったり…。
体に不調が出るようになったことをきっかけに、私が叶えたい人生について見つめ直しました。
当時は自分ひとりで稼げるスキルがあったわけではないですが、叶えたい未来に近づくために、退職してまたゼロに立ち返る決断をしました。
フリーランスになるために
Q4. どうしてWebデザイナーを
選んだの?
Webデザインが自分にとって、1番興味のある仕事でした。
また、前職での経験から、自分の性格や特性、得意なことがなんとなく理解できていた段階だったので、自分に合っているのではないかとピンときました。
当初はWebデザインやWeb制作が本当に合うか、続けられそうかはわからなかったですが、まずは結果が出るまでコミットすることに決めたというところです。
Q5. Webデザイナーになることを
決めてから何からはじめたの?
会社員時代にWebデザイナーの先輩に、何から始めるのがいいのかを相談したり、デザイン知識を教えてもらったりしていました。
「センスが必要そう」「美大に通ってないとできないんじゃないか」といった固定概念がありましたが、「デザインは美的センスではなく、あくまでも問題解決の手段であり、自分で学習を続ければ誰でもなれる」ことを知りました。
退職後は、ノマドワーカー育成のための短期プロジェクト『iSara』に参加し、約3ヶ月間でWeb制作の一連の流れを学びました。
フリーランスになってみて
Q6. はじめはどうやって
仕事を獲得していたの?
会社員時代に関わってくれていた人からたくさんお仕事をいただきました。ありがたいことに、Facebookなどで「フリーランスになります」と発信すると、お声を掛けていただくことが多かったです。
退職してからも前職の社員やお客様が応援したいと言ってくださり、今思うと自分なりに信頼関係の構築が出来ていたんだと実感しています。
Q7. フリーランスになって
最初の仕事は?
大手企業のサービスLPを制作するお仕事でした。
その仕事は、会社員時代からつながっていて、起業した友人からの依頼で、これまで作ったデザインも見ずにお願いしてくれました。
大きな案件であるにも関わらず、「はるながデザインするならお願いする」と任せてくれました。
自分を信頼してくれているから依頼してもらえたことが、とても感慨深かったです。
Q8. どうやって仕事は増えていったの?
2軸あって、1つは元々の知り合いや紹介してもらった人などリアルでのつながりから。もう1つは、SNS上で仕事を獲得していました。
iSaraでは、Twitterの運用で「眠らない営業マン」を作ることができることを教えてもらいました。当時はTwitterのアカウントすら持っていなかったのですが、コツコツ発信し続けました。
セルフブランディングやWebデザインや案件獲得についてのTipsなどを発信することで、発信を見てくれる人からデザインのお仕事を依頼される機会が増えていきました。
Q9. フリーランスになってみて
よかったことは?
1番よかったことは時間の自由が得られるようになったことです。
人間が持っているもっとも貴重な資産は「時間」だと考えています。会社員だと「何時に起きてオフィスに行って…」といった時間的な縛りがあるじゃないですか。
時間の使い方次第で人生や生きざまが決まると思っていて、その時間の使い方をすべて自分でコントロール出来るようになったこと=自分の人生を好きなようにデザインできるようになったことが嬉しいです。
Q10. フリーランスになってから
大変だったことは?
セルフコントロールです。
独立すると案件内容や金額など、全部自分でカスタマイズできます。だからこそ、行動量をコントロールしなければならないんですよね。
さらに、その軸を作って頑張ることを続けないと、自分が描いている理想像に近づくことはできないと考えています。
まわりからは頑張っていると評価されても、私としては「もっとこうあるべきだ」「もっと頑張りたい」と思うし、自分の理想と現実の姿がマッチしていないときは「もっと頑張れよ」と自己嫌悪になることもあります。
たまには本心に従って休むことも大事ですが、やっぱり叶えたい未来があるのであれば、そこに向かってどれだけ頑張ることができるかは重要です。
ただ、大変ではありますが、自分で時間をコントロールできて、いつでも自分の好きな場所に行けて、好きな人に会いに行くことができることは、それらの苦労が霞むほど大きなメリットだと感じています。
フリーランスになった今
Q11. 現在の具体的な
仕事内容は?
私は会社を退職してから約1年半ほどフリーランスとして独立し、2021年6月に起業しました。事業内容は大きく2つあります。
1つは、Webデザインのオンラインスクール『DeLife』の運営です。
大学時代からの友人と2人で、共同経営をしています。コーディングとデザインを添削をしてくれるメンターが約10人、受講生が毎期で約40人ほどいます。
案件獲得のノウハウなど独立に特化したトータルスキルも教えており、Web制作の経験がない方でも3ヶ月半という短期間で、継続的に月20万円以上は稼げる状態を目指すことができます。
また、教材の作成、企画考案、Zoom講座での講師、個人目標を達成するためのサポートをしています。
もう1つは、Web制作事業です。
もともと私が独立した当時から続けている事業で、今は個人ではなく経営している会社の業務委託として組んでいるパートナーと一緒に仕事をしています。
知人やSNSからお仕事相談をもらった案件に対してプランニングし、ディレクターやデザイナー・コーダーのチームを組み、月に約4〜7サイトを作り上げています。
スキル向上のために、今でも自らの手でWebデザイン制作をしたりディレクションで入ったりしています。
Q12. 仕事がある
1日のスケジュールは?
いつも大体8時ごろに起きて、筋トレをするのがマイルーティンです。私は旅暮らしなので、仕事時間はまちまちですね。多い日で約8〜12時間、最近は生産性が上がってきて約1〜3時間の日もよくあります。
昼間に友だちや現地の方と遊びに行った日は夜に仕事をしたり、昼間に仕事した日の夜は飲みに行ったりすることもあります。
好きなことを仕事にしているので遊びと仕事の境目がなく、固定の休みもまったく決めていません。海で1時間ミーティングするのもSNSの発信も、仕事ですが遊びに似た感覚です。
Q13. 今後のビジョンや
挑戦したいことはありますか?
たくさんあります。私のミッションは「自分の気持ちに素直に、自由に生きられる人を増やすこと」です。
そのための手段として、今はWeb制作スクールの運営や卒業後にお仕事を提供するWeb制作事業をしています。
今後は事業だけでなく、私自身が自由な人生を送るためのきっかけや気づき・手段の提供ができる存在になりたいです。
そのためには私自身が自由を体現できていないと説得力がないので、女性経営者になったからといって高飛車になることなく、やりたいことは何でもやろうと思います。
発信したいことは発信するし、水着で遊ぶ姿もSNSに気にせず載せちゃうし。それくらいの自由を貫いて、まずは自分自身が自由を体現し続けたいと思っています。
目指す人へのメッセージ
「やらなかった後悔よりも、やった後悔」という言葉です。
この記事を読まれている方で、自分が今していることや未来に対して漠然と不安がある方は多いのではないでしょうか。また、モヤモヤの原因も解決策もわからず、辛く苦しい感情を抱えていませんか。私もたくさん経験しました。
そんなときの解決策は、まず自分の本心と対話し、とことん向き合うことです。「本当は何がやりたかったのか」まずは徹底的に深掘ることで、解決の糸口はきっと見つかります。
そして「挑戦してみたい!」「本当はこういう人生を送りたい!」といった本心に気づくことができれば、自分を信じてとにかく行動することが大事です。
思い立ったが吉日、人生は思うほど長くはないです。「独立」が叶えたい未来に必要な手段であれば、勇気を出してその一歩を踏み出してほしいと思っています。
いかがだったでしょうか?
以上、旅する起業女子のHarunaさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?