フリーランスを目指すなら「Why」と「What」を言語化しよう。大手人材コンサルが旅するコーチになったワケ

フリーランスを目指すなら「Why」と「What」を言語化しよう。大手人材コンサルが旅するコーチになったワケ

フリーランスのストーリー

今注目を集めている「フリーランス」という働き方。

一見キラキラとしたワークスタイルにも見えますが、その裏側には辛いことや泥臭い努力が多く隠されています。

そして、フリーランスに興味がある人にとっては、「具体的に何をしたらフリーランスになれるのか?」というのが知りたいところ。

今回お話を聞いたのは、大手人材コンサルを経てフリーランスのコーチに転身されたHiroさん。

退職後は海外在住者にインタビューをするために世界一周に出たという彼に、フリーランスになるに至った経緯や、独立するまでにやったことなど、そのリアルな実態をお話していただきました。

旅するコーチ×インタビュアー

Hiro

Hiroさん

旅するコーチ×インタビュアー。大学卒業後、大手人材紹介会社にて4年半勤務。採用コンサルに従事し、大阪、名古屋で二つの事業部の立ち上げを経験。退職後、世界一周をしながら各国で「人生インタビュー」を行う。新型コロナの影響で一時帰国し、コーチング講座を受講。現在はノマドフリーランスのプロコーチとして活動。
このインタビューは
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フリーランスになる前

フリーランス_旅するコーチ2

Q1. 今までどんな仕事をしてきたの?

大学卒業後は、人材紹介会社に新卒として入社しました。会社の事業はBtoBとBtoCがあり、BtoBでは企業の採用コンサルタントとして、BtoCでは転職を考えている方に対してアドバイスをするキャリアアドバイザーとしてサポートをしていました。

Q2. どうして会社を辞めたの?

たくさんお金を稼ぎたいという気持ちは一切なくて、むしろ稼げなくていいから自分のやりたいことにチャレンジしたいと強く思う気持ちがありました。

世界一周をしながら、海外で自分らしくワクワク生きている経営者やフリーランスの方たちに対してその人たちの人生をテーマにインタビューをすることが自分のやりたいことであり、それを実現するために会社を辞めました。

フリーランスになるために

フリーランス_旅するコーチ3

Q3. どうしてコーチになろうと思ったの?

一番のきっかけは、新型コロナウイルス感染症の影響です。もしコロナがなかったら、今頃も世界一周しながらインタビューやイベント開催をしていたと思います。コロナがあって、世界一周が、そして自分のやりたいことができなくなってしまい日本に帰ってきました。

世界一周中の自分のビジョンが「自分らしくワクワク生きる人を増やす」であり、そのビジョンを達成する手段を考えたときにコーチングがいいんじゃないかなと思い、帰国後はコーチングスクールに通って、プロコーチになりました。

Q4. コーチングには
どこで出会ったの?

人材紹介会社でコミュニケーションを取る仕事をしていたので、コーチングというコミュニケーション方法があるのは知っていました。

コロナの時代になり帰国を決めたタイミングで、僕の知り合いがZaPASS(ザッパス)というコーチングスクールを運営しはじめたので、そこで学びはじめました。半年で80万円かかり、世界一周のために貯めていたお金はすべて使い果たしましたね。

Q5. コーチングで稼ぐまでに
苦労したことは?

集客や自己スキルアップの部分だったり、コーチングが1回きりで終わってしまい継続して受けてもらえないことには苦労しました。

また、最初はコーチングの仕事だけでは収入面で不安があったこともあり、並行して色々な業務委託を受けていました。その間にコーチング力をつけていき、コーチング一本で稼げるようにしていきました。

フリーランスになってみて

フリーランス_旅するコーチ4

Q6. はじめはどうやって
仕事を獲得したの?

初めてのコーチングの仕事はInstagramから獲得しました。いろんなSNSでコーチングについての発信をし、そこから徐々に仕事の依頼がありました。

業務委託の最初の仕事は世界一周中にインタビューしたマレーシア在住の経営者の方から受けました。その方は本事業とは別に、日本の企業向けに優秀な外国人を紹介する新規事業を立ち上げるところで、その立ち上げを手伝いました。

Q7. フリーランスになってみて
よかったことは?

自分がやりたいことを自分の好きなときにできることが一番いいことですね。他にも、働く場所や付き合う人など、自分にすべて選択権があるのがいいです。

自分が嫌だなと思うなら断ればいいだけだし、会いたくないなと思うなら会わなくていいし、そこにいたくないなと思うならそこにいなければいい。結局は自分の意思ですべての決定ができるところが、フリーランスになってみて一番良かったことだなと思います。

Q8. フリーランスになってから
大変だったことは?

今もですが、「このままで自分は大丈夫なのか」という、先が見えない不安はつねにつきまとっています。

フリーランスは自由で楽しそうでラクそう、みたいなイメージを持たれる方もいると思いますが、自分がやりたいことでお金を稼ぐってやっぱり難しいと思います。その状態になるまでがすごい大変だし、それがずっと続く保証もない。報酬が固定で入って来るわけでもないですからね。

フリーランスになった今

フリーランス_旅するコーチ5

Q9. 現在の具体的な
仕事内容は?

コーチングにもいろいろと種類があり、学生から起業家までのさまざまな方に1on1でコーチングを行う「パーソナルコーチング」、僕を含む7人1チームで数ヶ月伴走しながらコーチングを行う「グループコーチング」、夫婦や組織、コミュニティなど2人以上の関係性に対してコーチングを行う「システムコーチング」などがあります。

司会やファシリテーターの仕事もたまに依頼がきたり、最近では「脱デジタルで身体性を取り戻す」をコンセプトに、深く自分のなかに入っていけるような空間作りの事業も新しく始めています。

Q10. 仕事がある1日のスケジュールは?

日によって変わるので決まったルーティーンはないのですが、基本的には午前中に1、2本コーチングを行い、午後からは空間作りに時間をかけています。それ以外は、旅をしたり、本を読んだり、人と会ったり、新しいことを考えたり。

仕事時間は会社員時代より全然少なくて、1日2、3時間くらい。そもそも、あんまり仕事している感覚がないですね。

Q11. 今後何をしていきたい?

「好きな人と、好きなときに、好きなところで、好きなことをやること」が僕の大事にしている価値観です。その価値観に基づいて、旅をしながらコーチングをするイベントを開催したり、海外に拠点を持って空間作りをしたり、システムコーチングのスキルをもっと上げていきたいなと思っています。

今のところ、定期的にお金が入って来る仕組みが徐々に整いつつあるので、ある程度チャレンジができるようになってきています。

目指す人へのメッセージ

メッセージの画像

フリーランスでいくか会社員でいくかは実際手段でしかないと思っていて。大事なのは「Why=なぜやるのか」と「What=何をやるのか」をしっかり言語化することです。

まずはどう生きていきたいかを考え、それはなぜなのか、そして何を手段とすれば自分が一番幸せにやりたいことができるのかを明確にします。その手段がフリーランスであればフリーランスになるのがいいですよね。まずは自分のことを理解することが大事です。

いかがだったでしょうか?
以上、旅するコーチ×インタビュアーのHiroさんの生き方・働き方のストーリーでした!
あなたの今日もtoiroな1日にしませんか?